2012年8月20日月曜日

パリ行きのJAL405便に乗り込み、席に着こうとすると 
ギャレーの前に立っていたアテンダントさんがずいぶんと 
愛想よく挨拶をしてくれるので、もう一度顔を見直すと、 
なんとUさん! うちのお客さんでした。 

「お待ちしておりました」 
「わざわざ? よくわかりましたね」 
「搭乗者名簿に会社名が書いてあったから、思わずエッて」 
「初めて制服姿を見るから、見間違えましたよ」 
「私はとなりの担当なのでお世話できませんけど、またあと 
で話に来ます」 

Uさんを見送って席に着くと、こちらの担当だという 
アテンダントNさんが来られました。 
「Uからうかがいました。何ヶ国語もお話しになる語学の 
達人だとか」 
エ? ナニ? 誰のこと? 

そのあとチーフが挨拶に来られました。 
「やはり才能でしょうか。もし語学の上達法のコツなどが 
ありましたら、ぜひお聞かせ願いたいものです」 
動揺を抑えつつ「いえいえ、そこまでおっしゃって 
いただくほどでは」とか、答えるのが精一杯。 
内心では「おーい、Uさーん! だれと人違いして 
るんですかあ!」と叫んでました。 

しかしUさんの超好意的な紹介のおかげか、皆さんに 
親切にしてもらって快適なフライトになりました。 
ただし機内で読もうと思っていた「フランス語ポケット旅行 
会話」は取り出せませんでした、さすがにちょっとね。

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