2009年11月27日金曜日

授賞式

文化院で授賞式がありました。
取材にきていた民団新聞の朴記者が写真を送ってくれたので、恥ずかしながらご披露します。

今年、高校3年のときに亡くなった父の年齢になりました。
例年だと父の命日は過ぎてから思い出すことが多いくらいですが、今年ばかりは、自分の誕生日と10日後の父の命日のあたりで「おいおい、残りの人生このままでいいのか」などと、妙にあせっていました。
むろん生き方をかえるわけでもなく、しばらくすると意識することもなくなってしまったのですが。

とはいえその後、この「パリデギ」を読んでいるあいだ、死者の魂に励まされるという感覚が
とても身近なものに感じられたのを覚えています。
この本を読むように勧めてくれた妻は、自分では読んでいないものの、私が読むべきだと
いうことを本能的に察知してくれたのでしょう。

それにしても、まさかの最優秀賞はうれしいですね。
ちなみに副賞は旅行券10万円分でした。

2009年11月7日土曜日

「パリデギ」感想文

昨年、韓国で発表されてベストセラーになった「パリデギ」という小説があります。
北朝鮮で生まれ育った少女パリは、飢饉の故国を逃れ、中国を経てロンドンへと向かいます。
独りぼっちの少女を見守り、励ましてくれる祖母と愛犬チルソンの霊。 パリは死者の魂と話が
できるのです。だれかの体に触れると、その人の来歴が見えるという能力もあります。
このパリのお話が、韓国文化院主催の「読書感想文コンテスト」の課題作でした。
私も応募したところ、入選したという知らせをもらいました。
おそらく応募数が少なかったのでしょうね。ありがたいことには、かわりありませんが。

http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P51046853
こちらが感想文の「パリデギとは誰のことか」ですが、本を読んでいないとちょっと分かりづらいです。
久しぶりに読み返してみたら、自分でもあまりよく理解できませんでした。
物好きな方がいらっしゃったら読んでみてください。