2012年8月20日月曜日

じつはきょうモンマルトルの丘で、詐欺にあっている人を見ました。ガイドブックに載っていた「ユニセフ募金詐欺」です。
まず署名をさせておいて、募金をするというサインだから金を出せ、と迫ってくるという手口です。

胸にユニセフのネームカードをつけていても、ニセ者だからひっかからないで、と書いてありました。
私もきのうサンポール橋のうえでその一団に出会って、執拗につきまとわれましたが「フランス語わかりませーん」で逃げ切りました。
私が見かけたときにはもう、写真のとおり、欧米人のカップルが財布から紙幣を取り出して、渡そうとしていました。
とっさに証拠のためにと思って写真を撮りましたが、こういうときは、どうすればいいのでしょう?
「これは詐欺だ。ひっかかっちゃ駄目!」と言って両者のあいだに割り込むべきでしょうか。

0.5秒くらいその考えが頭をよぎりましたが、動けませんでした。
申し訳ないながら、お二人には「善行を施したという思い出を抱いて、故郷にお帰りください」と願うばかりです。

地下鉄も駅によっては日本語で「スリにご注意ください」とアナウンスが流れますし、美術館でもリュックを背負ってると危ない、腹のほうにかけろ、と言われたりしました。
じつは私もとうとうやられちゃったのですが、恥ずかしいので内緒にしておきます。

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